Anser (回答)

ベアリングを大別すると「転がり軸受」と「滑り軸受」に分類されます。「転がり軸受」は一般に2つの軌道輪(外輪、内輪)、転動体(ころ、またはボール)及び保持器で構成されており、内輪と外輪との間に何個かの転動体が保持器によりお互いに接触しない様に、一定間隔を保って配置され滑らかな転がり運動をする様な構造になっています。

「転がり軸受」の特徴は、①摩擦が小さい②円滑で高速回転で使用できる③保守・取扱いが簡単である事などから、現在のベアリングの大半は「転がり軸受」です。
これに対して「滑り軸受」は外輪と内輪の間に油や空気を介在させて「転がり軸受」の転動体はなく軸を支える仕組みになっています。従って、外輪と内輪との接触面積が大きい為、大きな荷重に耐えられますが、「転がり軸受」に比べ一般的に摩擦が大きい為、回転抵抗も大きくなります。