Before (改善前)

幅面等にカエリが発生しやすいピンエッジの製品を測定する場合、カエリがある状態で寸法測定を行うと測定誤差が発生してしまい、十分な品質保証を行うことができません。その為、カエリが発生しているような製品の場合、通常の測定台定盤での測定前にペーパー処理でカエリ取りを行う必要が発生してしまいます。結果として、工数がかかってしまうので、製品コストアップ要因の一つとなってしまいます。

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After (改善後)

ピンゲージのような加工時において、幅面等のカエリが発生しやすい製品の測定を行う場合、測定台定盤を3点受けに改良することにより、その影響を受けず測定することが可能となります。これにより、通常は必要となっていたペーパー処理の工数を減らすことができ、加工時間の短縮によるコストダウンを実現できます。

POINT(要約)

研削加工が伴う機械部品は、寸法精度・外観品質共に要求水準が高いため、より厳正な検査工程を経る必要があります。そこで検査に必要な作業として、当事例のペーパー処理のような工数がかかることがありますが、可能であれば軽減することが肝要です。研削加工の現場では、日々こうした業務改善を続けコストダウン貢献に努めています。