Before (改善前)

上図の様に完成品の梱包に使用されている段ボール箱が有ります。梱包に使用する段ボール箱は、段ボールメーカーと打合せを行った上テストを行いますが、元々の仕様がかなりの安全を見た選定となっているため、耐久テストは問題なく合格となっています。しかしながら 梱包資材も可也の量を使用している事から適正な仕様を再検討し、コストダウンを図る余地が有ります。

V

After (改善後)

上図の様にライナーの規格を変更した段ボールが有ります。再度メーカーと段ボール仕様について検討を行い適正な仕様を決定しました。仕様決定に当たり自社においても段ボールの仕様を計算し、その結果を段ボールメーカーに伝えた上で、さらに専門的なデーターから、K5ライナーに古紙を入れ更にコストダウンを図った仕様とし、結果、約10%のコスとダウンとなりました。段ボール箱の仕様は、運送状況 陸送・海上 特に海外において道路事情(道路にマウント)には十分な安全係数を考慮し仕様を決定する必要が有ります。

POINT(要約)

研削部品は、寸法精度のみならず外観品質もデリケートであるため、製品出荷にあたりその梱包方法は十分に注意する必要があります。
一方で過剰な梱包がコストアップ要因となることもあるため、当事例のように適切な梱包方法を工夫することも重要となります。